25アルデバランDCは、シマノのテクノロジーが凝縮された軽量・高精度なベイトリールとして登場した。アルデバランシリーズは、コンパクトボディと高いキャスト性能で定評があるが、本モデルではさらに進化を遂げ、マグナムライトスプールⅣ×I-DC5の組み合わせによって、新たなテクニカルゲームの扉を開く一台となっている。
最大の特長は、I-DC5ブレーキシステムの小型化による小径スプールへのDCブレーキ搭載の成功だ。従来、DCブレーキは大径スプールと相性が良いとされてきたが、25アルデバランDCでは、径30mm/幅19mmというナロー仕様のスプールに最適化されたDCユニットを搭載。1/1000秒単位のブレーキ制御によって、軽量ルアーでも低弾道で伸びやかなキャストが可能となり、バックラッシュのリスクを最小限に抑えつつ、飛距離と精度を両立している。
このDCブレーキは、L(Low)、M(Medium)、H(High)の3段階モードダイヤルと、5段階のブレーキ調整が可能な組み合わせで計15段階の細かな設定が可能となっている。これにより、ナイロン、フロロ、PEといったラインの種類を問わず、最適なセッティングを素早く決めることができる。特に、スプールへのラインストック量を調整することで、より繊細なキャストコントロールを実現し、様々なフィールドやルアーに対応できる柔軟性を備えている。
スプールには、新設計のマグナムライトスプールⅣを採用。このスプールは逆テーパー形状を持ち、ラインが均一に巻かれることで回転時のブレを抑え、スプールの持つ回転性能を最大限に引き出す。さらに、軽量設計と低慣性構造により、近距離のピンスポットへのアプローチはもちろん、広範囲を探るロングキャストにも高い適応力を発揮する。
加えて、S3Dスプールとサイレントチューンの組み合わせにより、スプール回転時の振動を極限まで低減。キャスト時のパワーロスを抑え、スムーズなルアー放出を可能にする。特に、軽量ルアーや空気抵抗の大きなルアーを扱う際に、その恩恵を実感できるだろう。
リールの駆動系には、シマノ独自のマイクロモジュールギアとX-SHIPを採用。極小のギア歯を精密に組み合わせることで、驚くほど滑らかな巻き心地を実現するとともに、パワーロスの少ない効率的なギア駆動を可能にしている。また、ボディにはHAGANEボディを採用し、軽量でありながら高剛性を確保。これにより、不意の大物とのやり取りにおいても、安定した巻き取り性能を発揮する。
実際の使用感としては、軽量ルアーをメインとしたフィネス寄りの釣りだけでなく、小型クランクベイト、ジャークベイト、ライトテキサスリグなど、幅広いルアーに対応可能。PEラインとの相性も良く、0.6号クラスの細ラインでもトラブルが少なく、より繊細なアプローチが可能になるため、ブラックバスはもちろん、クロダイやライトロックフィッシュといったソルトゲームにも高い適応力を発揮する。
ラインナップは30HG(右)、31HG(左)、30XG(右)、31XG(左)の4モデルが用意され、HG(7.8:1)とXG(8.9:1)のギア比によって、アングラーのスタイルに応じた選択が可能となっている。特にXGモデルは、最大巻上長84cmというハイスピード仕様で、素早い回収が求められる釣りにも対応する。
25アルデバランDCは、軽量ルアーのキャスト性能、操作性、そしてトラブルレスな使いやすさを極めた一台。 DCブレーキによる精密なブレーキコントロールと、マグナムライトスプールⅣによるスムーズなキャストフィールが融合し、フィネスゲームからライトソルトまで、あらゆる場面でその実力を発揮する。ベイトリールの新たな可能性を切り拓く、次世代のテクニカルDCリールの誕生である。
25アルデバランDCのインプレ
25アルデバランDCのインプレを紹介します。