ダイワのソルティガ35のインプレまとめ

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ダイワの「ソルティガ35」シリーズは、大型魚との挑戦に応えるために開発された強力なジギングベイトリールです。このモデルは、特に過酷な釣り環境や大型魚に対応するため、優れた巻き上げ性能と耐久性を誇ります。基本設計には「HYPERDRIVE DESIGN」が採用され、これにより高い初期性能が長期間持続することを実現しています。このデザインは、滑らかな回転を長く保つ「HYPERDRIVE DIGIGEAR」、軽くて力強い巻き上げを実現する「HYPER DOUBLE SUPPORT」、精密な巻き心地を生む高剛性の「HYPER ARMED HOUSING」、そして塩分濃度の高い環境でも安定して動作する「HYPER TOUGH CLUTCH」の4つのテクノロジーで構成されています。

「ソルティガ35」のドラグシステムには、強力で滑らかなドラグ性能を誇る「UTD(アルティメットトーナメントドラグ)」が搭載されており、最大13kgのドラグ力を発揮します。このドラグシステムは、大型魚との戦いにおいて、ドラグの効き始めから締めた時までスムーズに調整可能で、アングラーに優れた操作性を提供します。

また、スプールは大口径の「φ65mm」を採用しており、これにより深海や太糸を使った釣りにも対応可能です。これまでのモデルよりも大きくなったスプールは、PEラインを大量に巻ける一方で、スプール形状にも工夫が施されており、ライン放出のスピードに変化を与えることで、最適なドラグ性能と軽快な巻き上げを実現しています。さらに、スプール交換が可能な機能も搭載されており、フィールドの変化や不意のトラブルに迅速に対応できるようになっています。

リールのフレームには「サムホールディングフレーム」が採用されており、アングラーがリールを握りやすく、指が抜けにくい設計になっています。これにより、サミング操作をより快適に行うことができます。新形状の大型ノブも採用されており、特にジャーク時やリーリング時における操作性が向上しています。

耐久性にも特別な配慮がなされており、金属腐食を防ぐ「アノードプロテクション」が搭載されています。この技術は、リール本体の金属部分に対して亜鉛を犠牲にして腐食を防ぐことで、リールの寿命を延ばし、過酷な環境下でも高い耐久性を保持します。

さらに、リールには「MAGSEALED BALL BEARING」が搭載されており、これにより水や異物の侵入を防ぎ、ベアリングの回転性能を維持します。この技術により、リールは塩分の多い環境や過酷な状況下でもトラブルが少なく、長期間安定して使用できます。

リールの操作性についても、「スプールロック機構」が備えられており、根掛かりを外す際にギアやボールベアリングを傷めることなくラインをカットできる機能を提供します。この機構は、強引にラインを引っ張る際に重要な役割を果たし、アングラーが安全かつ効率的に釣りを続けることを可能にします。

ソルティガ35シリーズには、ギア比が異なる2つのモデルが用意されています。ノーマルギアモデルの「35/35L」は、強力な巻上げトルクを持ち、特に大型キハダや根魚を狙うシーンで活躍します。ハイギアモデルの「35H/35HL」は、巻き取り長さが118cmとハイレスポンスなアクションを提供し、深場でのジグの操作や大型カンパチなどをターゲットにする際に最適です。

このように、ソルティガ35は、大型魚や深海の釣りに対応するための優れた性能と耐久性を誇り、アングラーが求める全ての機能を備えています。過酷な環境でも安定した性能を発揮し、釣りの成功をサポートする頼もしいリールとして、あらゆるフィールドで活躍できるでしょう。

ソルティガ35のインプレ